インストールプログラムの実行
このセクションでは、インストールユーザインターフェイスを使ったVocollectアプリケーションのインストール方法を説明します。
問題の発生を避けるため、Honeywell はVoiceCheck をローカルドライブまたは配布メディアから直接インストールすることを推奨します。アプリケーションが共有ネットワークドライブからインストールされた場合、中断や失敗が起こる可能性があります。
- インストールを実行する前に他のすべてのアプリケーションを閉じます。
- Windowsでインストールを実行する場合、管理者としてインストーラを実行してください。
- 製品DVDからインストールする場合、install.exeを探して実行します。
イントロダクション
インストールはイントロ画面から始まります。
次へをクリックします。
ライセンス契約
ライセンス契約の条件に同意し、Nextをクリックします。
Select Installation Path
既定のパスにインストールする場合Nextをクリック、または必要であれば希望のインストールパスを参照してNextをクリックします。
Software to Install
Nextをクリックして必要なソフトウェアファイルのコピーを開始します。
Copying Software
このステップでは、VoiceCheckソフトウェアファイルがインストールパスにコピーされます。コピーのプロセスが終了したら、Nextをクリックします。
Cluster Configuration
標準のインストールを続けるにはNoをクリックし、Nextをクリックします。
このインストールをクラスタ環境の一部にしたい場合にはYesを選択します。共有ストレージのフォルダロケーションを指定してNextをクリックします。詳しくは、クラスタ環境へのインストールを参照してください。
クラスタインストールの場合、共有ストレージロケーションへはアプリケーションサーバホスト名を含むフルUNCパスを指定しなければなりません。マッピングされたドライブまたは相対パスを使用することはできません。
Configuration and Installation
このページには、VoiceCheckの設定を行う3つのタブが含まれています。
-
Tomcat Server Configurationタブをクリックします。
-
お使いのTomcatサーバに対応する情報を入力します。
-
Database Configurationタブをクリックします。
-
データベースに対応した適切な情報を入力します。
Microsoft SQL Server フィールド 説明 Data Hostname データベースをホストするマシンのDNS名またはIPアドレスです。 Database Port データベースが使用するポートです。有効なエントリは1~65535の整数である必要があります。SQL Serverの規定のポートは1433です。 Database Name データベースの名前です。 JDBCURL (Advanced Settingsのみ) データベースのJDBC URLです。有効な入力形式: jdbc:sqlserver://<host>:<port>;
DatabaseName=<database name>
Authentication Type (WindowsインストールでTomcat Server設定に既存のユーザを指定した場合のみ) データベースに接続するのに使用する認証タイプです。Windowsインストールで Tomcat Service設定に既存のユーザが指定された場合、NT Authenticationを使うことができます。それ以外の場合、SQL Server Authenticationをしてください。 Database Username データベースにログインするのにアプリケーションが使用するユーザ名です。NT Authenticationを使用する場合これは無効になります。 Database Password データベースにログインするのにアプリケーションが使用するユーザのパスワードです。NT Authenticationを使用する場合これは無効になります。 Database schema 使用するデータベーススキーマです。 Oracle Database フィールド 説明 Data Hostname データベースをホストするマシンのDNS名またはIPアドレスです。 Database Port データベースが使用するポートです。有効なエントリは1~65535の整数である必要があります。Oracleの規定のポートは1521です。 SID OracleデータベースのSIDです。 JDBCURL (Advanced Settingsのみ) データベースのJDBC URLです。有効な入力形式:dbc:oracle:think:@<host>:<port>:<database name> Database Username データベースにログインするのにアプリケーションが使用するユーザ名です。 Database Password データベースにログインするのにアプリケーションが使用するユーザのパスワードです。 - VoiceCheck Configurationタブをクリックします。
- Storage Directoryフィールドでは、既定のVoiceCheck インストールパスのままにするか、別の場所を参照します。ストレージ場所は複数のVoiceNoteや写真ファイルを保存するのに十分な領域がなくてはなりません。
- VoiceCheckのすべてのページに対してセキュアなHTTPSを有効にしたい場合、Enable HTTPS Supportを選択します。
- Keystore LocationでHTTPS証明書を入力または参照します。
- Keystore PasswordおよびKeystore Aliasを入力します。
- Install Nowをクリックします。
- 最初のVoiceCheckインストールが完了したら、OKをクリックします。
Setup Shortcuts
必要に応じて、VoiceCheckショートカットを配置するスタートメニューのプログラムグループを選択するか、ショートカットのパスを編集します。その後Nextをクリックします。
スタート メニューにVoiceCheckショートカットを配置したくない場合、Create shortcut in the Start menuチェックボックスの選択を解除します。インストールプロセスが完了した後、VoiceCheckへのショートカットがデスクトップに配置されます。
Installation Complete
インストールが完了すると、成功を知らせるメッセージがアンインストーラプログラムの情報とともに表示されます。
必要に応じて、Generate scriptボタンをクリックし、インストールの設定内容を含む .xml ファイルを生成します。このスクリプトを使って、サイレントインストールまたは自動インストールを実行することができます。
Doneをクリックしてインストールプログラムを終了します。VoiceCheckアプリケーションがサポートされるブラウザで自動的に開きます。
HTTPSインストールが実行されない
インストール時にHTTPSサポートを有効にし、VoiceCheckが適切に起動されない場合、HTTPS証明書のkeystore情報を確認し、必要に応じてTomcatサーバの値を修正してください。Keystoreフィールドを手動で編集する方法についてはKeystore情報を使ってTomcatを設定するを参照してください。
写真URLの設定
インストーラはインストール時にホスト名を要求しないため、ホスト名には "localhost" という名前が使用されます。VoiceCheckに接続するのに使用されるURLがhttp://localhost:9070/VoiceCheck/
の場合、エクスポートされる写真のURLはサーバ名やサーバIPアドレスではなくlocalhostを使用します。
サーバ名またはIPアドレスを使用するようURLを設定するには、既定のインストール場所であるC:\Program Files\Vocollect\VoiceCheck\tomcat\webapps\VoiceCheck\WEB-INF\classes\server.properties
にあるserver.propertiesファイルを開きます。The file should look like this: server.port=80
server.name=localhost
server.scheme=http
server.contextRoot=VoiceCheck
server.https.port=443
server.https.enabled=true
server.name=localhostをserver.name=<IP アドレスまたはDNSホスト名>
に変更してください。
データベースパスワードの格納場所
インストールプログラムはdatabase.propertiesファイルをインストール先フォルダに配置します。このファイルにはアプリケーションがデータベースにログインするのに使用するデータベースパスワードおよびユーザ名が含まれます(SQL ServerをNT認証で使用する場合を除く)。このファイルのパスワードは暗号化されていますが、プレーンテキスト形式でありテキストエディタで読むことができす。従って、このファイルのセキュリティを確保するには、適切な手順を実行してファイル権限によるセキュリティを強化してください。
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