VoiceCheckのインストール
このセクションでは、必要なアクション、システムをインストールする前に確認すべき情報、およびシステムのインストール手順について説明します。
VoiceCheckをインストールする前に
VoiceCheckインストーラを実行する前に、以下の必要なアクションを実行し必要なリソースを用意してください。
必要なセキュリティ権限
インストーラを正常に実行するには、マシンのローカルのAdministrator権限を持っている必要があります。
ウイルス保護ソフトウェアおよびその他のプログラム
VoiceCheckのインストールを開始する前に、ウイルス保護プログラムを無効にしすべてのプログラムを終了してください。
データベースのインストール
データベースがまだインストールされていない場合、サポートされるデータベースプラットフォームをインストールしてください。
空のVoiceCheck データベースを作成し、そのデータベースに対する作成、読み取り、書き込み権限を持つユーザを作成します。次のステップでインストーラを実行すると、データベーススキーマが自動的に作成されます。
データベースを作成する際には次を念頭に置いてください:
- スペースと文字 — データベース名にスペースは使用しないこと。特殊文字の使用も避けてください。
スペースや特殊文字を使うと無効なJDBC URLが作成される結果となります。
- TCP/IP プロトコル — TCP/IPを有効にする。これを行うプロセスはデータベースによって異なります。この変更を行った後データベースの再起動が必要になるケースがほとんどです。
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コレーション(照合順序)とアクセントの設定 — 使用する言語に合った適切なデータベースコレーション(ソーティング方法)を使用し、データベースコレーション名に“_CI” および“_AI” を必要に応じてアペンドします。SQL Serverに対して両方のパラメータを追加するには、“_CI_AI”をアペンドします。Oracleの場合、 “_AI” には大文字小文字を区別しないソートも含まれます。
SQL Server またはOracleデータベースにおいてコレーションを大文字小文字を区別しない (CI) 設定にしなかった場合、VoiceCheckが適切に動作しない可能性があります。同様に、言語によってはアクセントを区別しない (AI) ソートの設定が必要な場合があります。
- データベースサイズ — 初期データベースサイズに関しては既定の設定を使用します。
- メンテナンス — 定期的なバックアップを計画および実行し、トランザクションログのサイズを管理し、定期的にインデックスの再構築を行ってください。
Microsoft SQL Server
- SQL Serverに対して新しいログインを作成した場合、そのログインはdbOwner privileges権限を有している必要があります。 dbOwner権限はインストール後アプリケーションを実行するのに必要です。
Oracle
- Oracleでは、VoiceCheckの非英語バージョンに対してAL32UTF8文字セットを使用していることを確認してください。
- 権限 — VoiceCheckが使用するデータベースユーザはCONNECTおよびRESOURCEロールを付与されていなければなりません。またこのユーザにはテーブル、シーケンス、ビューを作成する権限も必要です。
ブラウザ設定
インストールを行う前に、ブラウザを適切に設定しておく必要があります。使用するブラウザに関係なく、アプリケーションが正しく動作しセキュリティが確保されるよう設定を行わねばなりません。
- ブラウザはページを開くたびにリロードするよう設定しておく必要があります。
- JavaScriptを有効にする必要があります。
- Cookieを受け入れるよう設定する必要があります。
- ブラウザは新しいページを新しいタブまたはウィンドウで開くよう設定しておく必要があります。
これらのブラウザ設定は通常ツール > (インターネット)オプションを選択して設定することができます。
インストールに必要な情報およびリソース
- Honeywell Voice Maintenance & Inspection SolutionDVDに含まれるVoiceCheckコンテンツ。
- インストールプログラムがVoiceCheckフォルダをインストールするディレクトリ。
- Windowsシステムの場合、既定の場所はC:\Program Files\Vocollect\VoiceCheckです。
- VoiceCheckがインストールされるマシンのホスト名。
- Webアプリケーションが使用するポート。既定は9070です。
- 使用するデータベースサーバのタイプに応じたデータベースの情報。
- データ通信で暗号化を使用する場合VoiceCheckサーバの有効なHTTPS証明書。
- VoiceCheckをインストールすると、サーバには以下のコンポーネントもインストールされます。
- Apache Tomcat 8.5.24
- Java JRE 1.8
- VoiceCheck Web アプリケーション
- VoiceCheck オンラインヘルプ
- VoiceCheckを初めてインストールする場合、次のユーザが既定のパスワードで作成されます。
- ユーザ = admin; パスワード= admin
- ユーザ = vocollect; パスワード= voiceworks
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